Encore ZIF G4 も ClockUp
2001.09.01 初出
2002.04.21 更新
▼はじめに
以下の記述は私の環境における事象ですので、必ずしもそれがすべて "正しい" とは限りません。えーとそれから例によって例によって例のごとく、改造は自己責任でお願いします。不具合が起きたら、おとなしく独りで泣きましょう。
▼Sonnet製G4 ZIFをClockUp
先日、Yosemite用にEncore ZIF G4/400 を購入しました。YosemiteにG4を載せても大して速くならないんですけどね。まぁAltiVec対応アプリは速くなりますけど。全部ぢゃないし。んー........やっぱり悲しい性分なもので。あぁ、アップグレード命。
このG4/400を載せる前は、純正G3/350を450MHzにClockUpしてました。G4になったとは云え、クロックが下がるのは断腸の思い。ここはひとつ。あぁ、クロックアップ命。
で、"Encore" とか "ClockUp" とか "改造" なんかで検索してみたのですが、さっぱり引っ掛かりません。断念され方の記事がいくつかありましたけど....。とゆーわけで、自分でヤるしかないのね。
画像を掲載しているサイトを見かけないので、とりあえず、これがEncore ZIF G4/400。
問題の裏面。
G4のPLL_CFGを追ってみたところ、PLL_CFG[0]と[2]がそれぞれ、カード裏面の『EG4A』というシールに隠されたチップ Lattice ispLSI2032VE (SuperFAST HIGH DENSITY IN-SYSTEM PROGRAMMABLE LOGIC) に行ってました(PLL_CFG[1]と[3]は、テスタリードの先端が届かなかったので未確認)。ですので、このチップで制御しているのでしょう。たぶん。
となると怪しいのは R18,19、R24,25、R26,27 の3組の抵抗パターン。G4のクロックを350〜500MHzの50MHz刻みで製品化(実際は400と500MHzですけど)すると考え、R24,25、R26,27 の2組で4通り........ってのはドーかな? 早速試した結果は次の通り。
R24 | R25 | R26 | R27 | CPUClock | GaugeProの画像 |
○
|
×
|
×
|
○
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300MHz
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|
×
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○
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○
|
×
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400MHz
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初期値ゆえ省略
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×
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○
|
×
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○
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450MHz
|
|
○
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×
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○
|
×
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450MHz
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○:実装
×:非実装
機種:Yosemite
初期値ゆえ省略:単にスクリーンショットの撮り忘れ
※:CPU Temperatureが激変してますが、ヒートシンクの不適切な装着が原因です....
ありゃりゃん? 下は300MHz、上は450MHzなの? R18,19も必要なのかしらん? ま、とりあえず450MHzってことで。また気が向いたら試してみるとしましょ。
2001.09.04追記
▼試してみたので追記
R18の抵抗をR19に移動してみました。2通りだけ試してみましたが、変わらなかったのでそこでヤめました。むむむぅ。
R18 | R19 | R24 | R25 | R26 | R27 | CPUClock |
×
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○
|
○
|
×
|
×
|
○
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300MHz
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×
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○
|
×
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○
|
×
|
○
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450MHz
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2002.04.21追記:このR18/19は、PLL_CFG[1]のプルアップ/ダウン抵抗のようです。どうりで何も変わらないハズだ(^^; 。
▼おわりに
意味もなくDIPスイッチを付けてみました。
DIPスイッチ好きなんですよ (笑)。
これでGossamerでも試してみたいところですが、所有していないのでこれにて完。
と思いきや、PLL_CFGを自前で設定してしまおう!ってな改造記につづく。