Yosemiteの電源をATXのものに換装だー
2002.09.01 初出

はじめに
 改造は自己責任ですよー。イイですかー。イイですねー。

参考文献
 Tak.さん著/アスキー刊「Macintosh改造道」です。Tak.さんのウェブサイトにも方法が詳しく掲載されておりますので、そちらを参照されるととっても吉かと思われ。

いきさつ
 ウチのYosemiteはHDDを3台載せて、PCIスロットも全て埋まり、CD-R/RW/DVDドライブやらMOやら、CPUもG4/550MHzなんてことになってます。純正の200W電源ではちょっと心許ないなーと思い、試しに起動時の電圧を計ってみると若干降下してるぢゃないですか。ここはひとつ、ATXの電源に換装するとしましょ。
 詳細は前述のTak.さんのサイトを参照というわけで、ここでは簡単な紹介にとどめます。

ATX400W
 購入予算が無くて新規で買えず、J700で使っていたATXの400W電源を今回はYosemite用に使い廻し。Simpletech社(?)のSP-400ATXという製品なのですが、これ、本当に400W出るんでしょうかね? 内部のヒートシンクがただのアルミ板なんですけど (^^; 。

ホントに400W? ATX電源/JPEG/6KB SP-400ATX、2,980円也。

換装するためには?
 ・ロジックボード用電源コネクタ(20pin)の改造
 ・空冷ファン用電源ケーブルの作成
以上2点の作業が必要です。今回の改造ではATX電源には手を加えず、すべてコネクタ側で処理してみます。

ロジックボード用電源コネクタの改造
 Yosemite純正電源とATX電源は1本だけ信号線が異なるとのこと。18番pin(-5V線)はYosemiteでは使わないので、これを外せば良いそうです。電源用延長ケーブルを加工しましょ。

Yosemiteロジックボード用加工済ケーブル/JPEG/8KB 18番の線を抜きました。

空冷ファン用電源ケーブルの作成
 秋葉原のコンピュエースにて「デジタルケーブル(CD-ROM) 長さ0.65m」なる98円の品を入手。これを加工しましょ。あ、よくみたら「デジタルケーブル」ぢゃなくて「デヅタルケーブル」って書いてある(笑)。

デヅタルケーブル98円/JPEG/6KB デヅタルでつ

 ATX電源にはDC用電源コネクタとして5インチ用と3.5インチ用の2種類付いてますよね? 現在の3.5インチHDDの電源コネクタは「5インチ用」ですし、何ともややこしい世界ですわ。まぁそれはさておき、3.5インチ用コネクタなんて私のYosemiteでは使いません。使わないから使いましょ。ケーブルを切って、そこに3.5インチ用DCコネクタが繋がるように加工します。これは手持ちの有り合わせ部品でちょい。

Yosemite空冷ファン用電源ケーブル(3.5吋仕様)/JPEG/5KB 見た目の悪いケーブル作成例

早速装着........出来ない!
 Yosemite純正電源を外し、代わりにATX電源を装着。うわ! ハマらないぢゃないですかっ! よくよくみれば純正電源とATX電源では、AC入力と出力のコネクタ位置が逆になってます。そのコネクタがYosemite筐体の背面パネルに干渉するんですね。参りました....。
 しばらく悩んだ末、入出力のコネクタを外し、それらの位置を入れ替えて、電源筐体の内側から固定することでなんとか解決。ふぅ。

Yosemite背面のAC入出力部/JPEG/7KB 取り合えずinもoutも挿さるようで

配線の引き廻し
 今回用いたATX電源は400Wと比較的大容量なくせに、5インチ用DC電源コネクタが4つしかありません。まるで400Wも使うなと云わんばかりに....。仕方がないので適当に分岐ケーブルを使います。筐体内の12cm空冷ファンの前には空間が出来るよう、なるべくまとめて配線です。

Yosemite内部/JPEG/12KB まぁこんな感じ。

おわりに
 念のため起動時の電圧を計ってみましたが、降下はしていないようです。運転時の+5Vと+12Vの各電圧の実測はそれぞれ5.11V、12.24Vと気持ち高めでイイ感じ。少なくとも純正200Wよりはマシなようです。今のところ。


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