▼一般
- オーディオフォーマット - 入力データの書式。'32bit 浮動小数' か '32bit 整数' のいずれかを選択する。
- サンプリングレート - 1秒間に取り込むサンプル数。大きな値にすればより滑らかな波形表示が期待出来るが、負荷になることもなる。小さな値にしても負荷になる場合がある。観測したい周波数の10倍程度が妥当か。'デフォルト' を選択した場合、'Time/div' (時間軸) の値によって決まる (下表参照) 。
- レコード長/キュー - 1キューあたりのサンプル数。大きな値にすれば一度に多くのデータを取り込めるが、負荷になることもある。小さな値にしても負荷になる場合がある。'デフォルト' を選択した場合、'Time/div' (時間軸) の値によって決まる (下表参照) 。
デフォルト値 (X-Yモードを除く)
Time/div |
サンプリングレート |
レコード長/キュー |
10 μs |
192000 |
512 |
20 μs |
192000 |
512 |
50 μs |
192000 |
512 |
0.1 ms |
96000 |
512 |
0.2 ms |
96000 |
512 |
0.5 ms |
96000 |
512 |
1 ms |
96000 |
512 |
2 ms |
44100 |
512 |
5 ms |
44100 |
512 |
10 ms |
22050 |
512 |
20 ms |
11025 |
512 |
50 ms |
4410 |
512 |
0.1 s |
4410 |
512 |
0.2 s |
4410 |
512 |
0.5 s |
4410 |
1024 |
- コピー: 画像の書式 - 波形表示部のコピーをする際の画像の書式を選択 ('TIFF' 又は 'PDF') 。
▼操作
- インタフェース - '標準' と 'スライダ' のいずれかを選択する。
- 標準: ツマミ類は円形スライダ。
- スライダ: ツマミ類は線形スライダ。'V Scale' (垂直方向の掛率)も線形スライダになる。
- ツマミの操作量: V Scale - 'V Scale' (波形の垂直方向の掛率) の操作量の最大値。「スライダ」インタフェースのときに利用可。例) 値が4なら、掛率の最大は4。
- ツマミの操作量: V Position - 'V Position' (波形の垂直位置) の操作量の最大値。例) 値が4なら、移動の範囲は -4 〜 +4 div。
- ツマミの操作量: H Position - 'H Position' (波形の水平位置) の操作量の最大値。例) 値が10なら、移動の範囲は -10 〜 +10 div。
- ツマミの操作量: Trigger Level - 'Trigger Level' (トリガレベル) の操作量の最大値。
- ツマミの操作量: Holdoff - 'Holdoff' の操作量の最大値。
- 掃引完了後に停止 - この項をチェックすると、'Stop' ボタンを押した際に掃引が完了してから停止する。チェックを外せば、'Stop' ボタンを押すと直ちに停止する。
▼表示
- グリッドサイズ - 波形表示部の1divあたりの枠の大きさを設定する。Vertical (垂直) と Horizontal (水平) のそれぞれを独立して設定可。値の範囲は40〜120。
- 残像の数 - 過去の波形を残像のように表示したい場合に、残像の数を設定する。
- 波形の線の幅 - 波形の線の幅を設定する。値は1〜3。
- 波形の線を滑らかに表示 - この項のチェックすると、波形の線を滑らかに描く。チェックを外せば滑らかではなくなり、描画の負荷が少し減る。
- 色: Ch1 の波形 - Ch1 の波形の線の色の設定。X-Yモードの波形の色も兼ねる。
- 色: Ch2 の波形 - Ch2 の波形の線の色の設定。
- 色: Math の波形 - 演算の波形の線の色の設定。
- 色: フレームライン - 波形表示部の外枠の色の設定。
- 色: センターライン - 波形表示部の中央線の色の設定。
- 色: グリッドライン - 波形表示部の枠の色の設定。
- 色: トリガライン - トリガレベル及びトリガ点を示す破線の色の設定。
- 色: 情報 - サンプリングレート等の情報テキストの色の設定。
- 色: 背景 - 波形表示部の背景色の設定。
▼信号源
- 入力: Ch1 - チャンネル1 の信号源を、入力機器 又は '内部信号 Ch1' から選択。
- 入力: Ch2 - チャンネル2 の信号源を、入力機器 又は '内部信号 Ch2' から選択。
異なる機器からの入力は非同期。
- 音量 - 入力機器の音量。
- 内部信号 - 波形を選択する。
- 正弦波: 'Sine-1' 又は 'Sine-2' のいずれかを選択。
- カスタム波: 'Triangle', 'Sawtooth', Square', 'Pulse' から選択。
- これらの波形は編集可 (後述)。
- 音声として出力 - この項をチェックすると、内部信号を音声として出力する。
- 音量 - 内部信号を音声として出力する際の音量。
- 出力機器 - 出力機器を選択。
▼内部信号の編集
正弦波:
- 式に示された各パラメータの値を設定する。
- A - 振幅。
- f - 周波数。0.0〜50,000.0Hz 。
- θ - 初期位相。-3600.0〜+3600.0° 。
カスタム波:
- 編集する波形の名前を選択する。
- '+' (追加ボタン) - 新規に波形を追加する。
- '-' (削除ボタン) - 選択している波形を削除する。※取消し不可。
- 振幅 - 波形の振幅。
- 幅(W)の単位 - 幅の基本単位 'w1' の時間。単位はミリ秒。
- 1 / 周期 - 1秒間に繰り返される波形の数。山が一つの単純な波形の場合、周波数と同義。
- 波形の要素:
波形の要素は、'h' (height: 高さ) と 'w' (width: 幅) で記述される。各要素はコンマで区切る。
h: 値の範囲は -1.0 〜 +1.0。
w: 値は0以上。相対値。
- 例. Square (矩形波):
(1) - 1点目 (原点) 。※原点の高さが0 (つまり 'h0' ) の場合は、省略可。
(2) - 2点目。直前の点と同じ高さの場合、'h' の記述は不要。
(3) - 3点目。移動幅が無い場合、'w0' の記述は不要。
全体の幅は1。幅(W)の単位は '2ms' なので、周期は 2ms 。
- 例. Triangle (三角波):
- (1) - 2点目。1点目 (原点) は高さが0 ('h0') なので記述を省略している。
(2) - 3点目。
(3) - 4点目。
全体の幅は 4。幅(W)の単位は '0.5ms' なので、周期は 2ms 。
▼ヘルプ
- オシロっぽい ヘルプ - オフラインのヘルプを表示する。
- メールでのお問い合わせ... - サポート宛メールへのリンク。ご使用のメールクライアントで送信出来る。