続、BOOSTER G4 も ClockUp
2002.02.23初出
▼はじめに
改造は自己責任でお願いします。不具合が起きたら、おとなしく独りで泣きましょう。悲しみを分かちあえる人(その他イキモノ等、なんでも)と一緒に泣いてもイイですけど。
▼前回までのお話し
ACARD製ATAカードとの相性対策はこちら。
▼Bus Clock ID の変更によるメモリパフォーマンスの改善
さて、PCI Mac用の BOOSTER G4/400 ですが、私の環境ではGaugePROでのMemory Performanceは70MB/secの壁を破れませんでした。がしかし、Mobyさんのコラムを拝見していて「あー、Bus Clock IDがあったっけか」と。メモリウェイトを減少させればメモリパフォーマンスが改善されることでしょう。
てなわけで早速改造です。BOOSTER G4/400 の CLK-IDは、ID0,ID1,ID2がそれぞれR3,R2,R1に対応します。ID0の役割が不明なため、とりあえずそれは気にしないこととします。ちなみにBOOSTER G4/400のID0 (R3)は無接続の解放状態です。
BusClock
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ID1 (R2) | ID2 (R1) |
備考
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-33MHz
|
○
|
×
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34-40MHz |
○
|
○
|
|
41-44MHz |
×
|
○
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初期値 |
45-50MHz |
×
|
×
|
これが初期状態。
▼34-40MHzの設定
R2に0Ω抵抗を追加してみます。
動作確認機種はPowerMac7300/MacOS8.6/メモリインターリーブ ON/仮想メモリ OFF/DiskCache 8160KB/AppleTalk ON。
あっさり70MB/secを超えました。
次に、OSCを48MHzのものに替えてみました。
キター! 83.3MB/sec!!
ちなみに、CPUのClockが変わってもFSBが同じならメモリパフォーマンスも同じです。
ですので、もっとFSBを上げたいんですけどねぇ。私のPM7300は耐性が低くて....。
▼-33MHzの設定
調子に乗って、R1の抵抗を取ってみました。
残念ながら、何度試してみても起動途中でシステムエラー発生。FSBを30数MHzまで落とせば起動しました。って、意味無いぢゃん。